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2015年/ユニバーサル
2015年/ユニバーサル
監督 コリン・トレボロウ
出演 クリス・プラット
ジュディ・グリアほか
どーもどーもー( ゚Д゚)
今日紹介する映画はコレ!!
【あらすじ】
世界的な恐竜のテーマパーク、ジュラシック・ワールド。恐竜の飼育員オーウェン(クリス・プラット)が警告したにもかかわらず、パークの責任者であるクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は遺伝子操作によって新種の恐竜インドミナス・レックスを誕生させる。知能も高い上に共食いもする凶暴なインドミナス。そんな凶暴なインドミナスが脱走してしまい……。
【感想】
本日ご紹介致しまする映画は!?
あの惨劇から実に22年・・・・・
ついに、ついに日本が!!全世界が!!待ちに待ったあの「テーマパーク」がオープンする。。。。
【ジュラシック・ワールド】!!!
いやーさっそく先日公開初日を迎え観に行って参りましたー(*´▽`*)
「ジュラシック・パーク」と言えば、映画を見たことがない人でもUSJのアトラクションにある通り、名前くらいは聞いたことがあるはず。
これまで3作シリーズ化された大人気シリーズであり、1、2作ではSF作家マイケル・クライトンの同名賞小説を「セカイ、サイコウヲ、オトドケシマス。」の片言CMでお馴染みスティーブン・スピルバーグがメガホンを撮り大ヒット、続く3作目も原作とはかけ離れたオリジナル作ではあるものの、スティーブンからジョー・ジョンストン監督にバトンタッチ、そこそこのヒットをあげた。
そんな「ジュラシック・パーク」の最新作「ジュラシック・ワールド」・・・・・。
今回もスピルバーグは制作指揮という立場で監督は新人コリン・トレボロウ(誰やねん!?笑)予告編が公開されるもなんだか恐竜のCGがチャチイ&フルCGだらけで面白みに欠けるのでは・・?そもそもジュラシック・「パーク」の題名を入れなかったのも、もし仮に大ゴケしたとしても「あーあれはジュラシック・パークの外伝的立ち位置で・・・」なんて言い訳することも出来る、その為の「逃げの口実」に使う気まんまんじゃねえの?などと憶測が飛び交い、私えだまめも正直言ってはじめは観る気がなかったんだけど・・・。
がしかし、全世界でお披露目されるわユニバーサルも想定外の予想を遥かに上回る特大大ヒットを飛ばし、夏季最有力候補とも見られていたあの「アベンジャーズ2」を抑え全世界歴代興行収入ベスト3にまで上り詰めてしまった。。。。
そんなに面白いの!?(´゚д゚`)笑
と果たしてそれほどまでのヒットをあげた理由は何なのか確かめるべく劇場に足を運んだというワケである。
で、実際のところ、どうなのよ?
【ヒットの秘密? その①】
ジョンウィリアムズはせこいよジョンウィリアムズは!!(笑)
物語はちょこーっと離婚手続きについて話し合いたいなどの理由から2人の息子を「ジュラシック・ワールド」へ遊びに行かせることにした夫婦。しかも妻の妹がそのパークの運営責任者ともあってパーク内の高級ホテルのしかもVIPルームでの宿泊&美人世話役の配置&食券の割引クーポン貰いまくりのキッズには勿体ない超優遇してくれるという・・・なんたる職権乱用術!!笑
と言った具合でその兄弟と一緒に、観客も「ジュラシック・ワールド」に遊びに行くような感覚が味わえるのだが・・・・
「WELCOME TO JURASSIC WORLD」・・・とあのUSJのライドの序盤で流れるアナウンスの如く、大きな大きな「門」を今回はモノレールで潜り抜け同時に・・・
テッテ~テッテ~
テレテ~テテ~テ~テ~♪
デデデンデン♪
とあの懐かしのテーマ曲があああああ~!!!!!
しかも一度や2度ではない、結構沢山流れるのである!!笑
この有名なテーマ曲は「スターウォーズ」「ET」「スーパーマン」「インディ・ジョーンズ」「ジョーズ」「ハリポタ」・・・挙げればキリがない映画サントラの帝王ジョン・ウィリアムズが手掛けたものだが、本作ではそのオリジナル版を作曲者こそ違うものの完全コピーしており、とにかく本シリーズの代名詞とも言える「あの」テーマ曲が流れることにより往年のファンにはお涙頂戴の「懐かしさ」と言う名のビッグウェーブが押し寄せてくるのである。もうこれはファンにはたまらない演出であろう。
と明らかにオリジナルを意識した小ネタ満載で、この「懐かしさ」がまずはシリーズファンの心をガッチリと掴み人気に火が付いた原因なのではないか?
【ヒットの秘密? その②】
王道の王道を行く、王道エンターテイメント
加えて本作は近年急増するオリジナル版からあえて奇を狙いに行って拍子抜けするリヴ―ト作とは打って変わってオリジナル版と同じく「起・承・転・結」を頑なに守り続けた、まさに王道の王道を行くエンターテイメント作品になっているのもヒットに繋がった一つであろう。
本作は予告編以上に見どころ満載であり、決して見ていてダレることがない。では「MADMAX」のように畳みかけるアクション満載なのかと言うとそうでもなく、ちゃんとその前置きとしての人物描写、解説シーンがきちんと設けられている。このしっかりと手順を踏んだ物語の展開は、まさに過去作のような王道路線であり、決して真新しいものではない。しかし先にも言ったオリジナルとの下手な「差別化」を図ろうとしたリヴ―ト作の失敗を経験済みの観客としては、返ってオリジナルのテイストの「まま」のほうがしっくり来たのではないだろうか。
また毎回家族と離れ離れになる展開も今作も健在で、今作では自分の子どもでもない、歳すらろくに知らない姉の息子たちの世話を任されることになったパークの運営管理者クレアが世話役に任せっぱなしで目を離していたことから大事件に発展してしまうのだが、親の手から子を離すことの怖さ、心配で居ても立っても居られない親だからこそ感じる感情をクレアは徐々に理解していく・・・「家族の絆」的な要素もオリジナル同様フューチャーされている。
【ヒットの秘密? その③】
新種の恐竜から見る「行き過ぎた科学」への警告
これも本シリーズに欠かせない要素の一つ。
本シリーズがただの「パニックモンスター」映画に成り下がっていないのは毎回描かれる「行き過ぎた科学技術」それを扱う「人間の身勝手な行動」、これらをテーマを現代科学の警告として鳴らし続けているからと言っても過言ではない。
今作ではついにシリーズ初となる「新種のハイブリッドザウルス」が登場する。
非常に獰猛でかつ巨体に反してすばしっこく擬態能力にも長けそして何より人間をも惑わす利口さを兼ね備えた、まさに「最強」の名に相応しい「インドミナス(最強)・レックス」さんなのだが、コイツがまさに「人間の身勝手さ」を象徴する恐竜として今回登場し、人々を恐怖のどん底に陥れる。
もともと人工的に作られ分厚い壁の中で隔離されていたために外の世界を知らずに育ってしまい、外に世界に脱走するわ様々な生き物を根こそぎ根絶やしにする・・・・
ネタバレになるので詳細は述べないが結局どんなに技術が進化し強い者が作られたとしても、古代より元から生息していた「自然界」に住む者には勝てず彼らの環境に適応出来ない、それは自然に逆らう人間も同じである・・・というようなメッセージを感じた。
それが新種の恐竜を「過去作」の恐竜が倒す・・・というクライマックスで現れている。
もっともそんなハイブリッド種を勝手に生み出した挙句葬り去ろうと銃をぶっぱなしまくるわラプトルを生物兵器として利用しようとするわ相変わらず「人間の無責任っぷり」はシリーズ以上に顕著に表れているとも言えるが・・・・
【総評】
ただ一つ、一つだけ残念なのがやはりフルCGで描かれる恐竜たちであろう。
これはもう今の時代では半ば仕方がないのかもしれないが、アニマトロニクス(ロボットのようなもの)で作られた精巧な恐竜の顔の方がはやりCGよりずっとリアルに感じられるように私には思えてしまう。まあ逆に言えばそれだけ1作目のアニマトロニクスがリアル過ぎたとことになるわけだが・・・
あと世話役の姉ちゃんが子供たちから目を離したというだけで無駄に酷い死に方をさせられる意味・・・笑
とまあ多少のツッコミどころはあるものの、主演は「ガーディアンズ~」でブレイクした今年最有力株の一人、「ムービー43」でデブッチョ屁コキ野郎が黒歴史のクリス・プラットとロン・ハワード監督の娘で「ヴィレッジ」「スパイダーマン3」のグウェン役などで知られるブライス・ダラス・ハワードの2人がメインに迎え、2人の恋愛模様なども描かれている。
小ネタあり笑いありスリリングあり先に言った王道エンターテイメントとしての作りでたとえ特別「これ」が面白い!!という部分はなくてもおそらく本作を見て極端に「詰まらなかった」と感じる人はいないのでは?そんな抜群に「安定的」に面白いからこそ、結果的に万人向けで全世界3位の売り上げに繋がったのではないだろうか。ホントに同じリヴート作の「ターミネーター5」とは雲仙の差が今回ついてしまったと言っても過言ではないのだが・・・。
小ネタあり笑いありスリリングあり先に言った王道エンターテイメントとしての作りでたとえ特別「これ」が面白い!!という部分はなくてもおそらく本作を見て極端に「詰まらなかった」と感じる人はいないのでは?そんな抜群に「安定的」に面白いからこそ、結果的に万人向けで全世界3位の売り上げに繋がったのではないだろうか。ホントに同じリヴート作の「ターミネーター5」とは雲仙の差が今回ついてしまったと言っても過言ではないのだが・・・。
また本作の公式サイトを覗いてみると無駄に凝った作りの「ジュラシック・ワールド」公式HPや劇中に登場するインジェン社の公式HPなどを見ることが出来るので要チェック!
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