2014/米
監督 エドゥアルド・サンチェス
出演 ドーラ・マディソン・バージ
サミュエル・デイヴィス
ロジャー・エドワーズほか
どもどもーっ( ゚Д゚)
今日紹介する映画はコレ!
【あらすじ】
テキサスのビッグ・シキット国立保護区にやって来た5人の若者が、夜の林道を車で走行中に何かをひいてしまう。周囲を確認すると血の付いた動物の毛が車に付着していただけで、ほかには何も見つからなかった。ところが、無事にコテージに到着してほっとしたのもつかの間、夜が明けると、人間でも動物でもない何者かが次々と彼らを襲い始める
【感想】
今日ご紹介致しまするわ
モンスター!ゴースト!ゾンビ!ムーミン!その他もろもろ殺人鬼!!普段滅多にお目にかかれない族がこぞって映りたがる(族の間で大ブーム?)超便利アイテムHOMEVIDEO!!!に今回「カメラに向かってごめんなさい」するのは・・・・
これまで目撃報告回数3000回!!過去に壮大な「ネタバレ」をされた今でなお未だにその呪縛から解放されない信者どもが追い求める永遠の密林「剛毛アイドル」
ビッグフッド!!!その人だった―――!?
【イグジスツ 遭遇】!!!
いやー私、本作の予告編を以前Yのつくチューブで偶然見つけ、その後日本での公開を待ち望んでいたのだが・・・知らぬ間に今回レンタル化されていたのでさっそく鑑賞!!
今回・・・と言うか今回「も」近年のホラー業界を席巻しているPOV方式で撮られた1作であり正直「またか」という印象を持つ人もいるかと思いますが
監督はその「火付け役」(?)となったでろう公開当時ミレニアムを前に全世界を恐怖の穴倉に陥れた伝説のホラー「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のエドゥアルド・サンチェス監督・・・ということで多少の期待はいていたんだけどね~
・・・まあサンチェス監督と言えばその後宇宙人に襲われる普通の映画を撮って大ゴケ&最近POVのオムニバス映画「V/H/S2」で宇宙人誘拐ビデオを作りそこからまた熱が戻ったのか今回はあの世界的に有名なUMA(未確認生物)ビッグフッドですが・・・
テレ朝のオカルト番組の観すぎじゃね?笑
(次回作はフライングヒューマノイドですか?)
【特徴 その①】
出会って1分でイグジスツ(遭遇)!?
物語は若者男女数人が叔父の持つ古い山小屋で
カップ麺もまだバリ固な開始早々1分足らずで突然の「遭遇」!!!これには流石に「え!?早!?笑」と「ホームビデオ」の設定を守るため意味のないシーンを序盤に詰めまくるPOV映画の常識をある意味で打ち破ったと言っても過言ではない、非常に駆け足なスタートはリアルさにはほど遠いが視聴者には優しい展開ですね!さすが、以前も「ハリーとヘンダスン一家」で主演を務め映画の「いろは」を学んだビッグフッドさん!分かってらっしゃる!
そして「彼」の存在にはすぐに気づく若者ご一行。ひと通りのレジャーを楽しんだ後、すぐさま枯葉まみれの古小屋に立てこもる作戦に打って出た!
「大丈夫。大丈夫。俺たちは何も悪いことはしていない。問題ない。」
【特徴 その②】
森で拾ったプロテイン飲んだらなんだか体が頑丈に・・・?
そうなのだ。今回登場するビッグフッドはズバリ
「筋肉モリモリのマッチョマンだ。」
強い!!固い!!早い!!そして凶暴!!!というまさに「バケモノ」に相応しい働きをしてくれているのだ。
軽々人間なんて吹き飛ばすのはお手の物、キャンピングカーをも持ち上げる筋力、相手がマウンテンバイクで激走しながら逃走を図るものなら、それを軽々追い越すほどの(時速何キロだよ!!笑)世界最速王もビックリな脚力、高跳び選手も脱帽な跳躍力、そして獲物(若像)を狩るにはまず消灯させてからという犯罪の基礎知識まで備える優れた頭脳・・・・
もう言うなれば「最強」なのだ。しかも昼夜問わずヤツは襲ってくる。こんな奴にサバイバルのいろはも知らん若像たちが勝てるワケがないのだ笑
それでもなんとか生き延びようと必死に抵抗する若者たち。助けを呼びに一人山道を突き進む者、古小屋の地下から手に入れた銃で応戦する者、今の現状をネットにあげネットランキングトップ10を目指す者・・・
でもなお前ら、なーんか大事なこと忘れてね?
【特徴 その③】
「自分たちに非がねえなんぞよくそんな口がきけたもんだなああ!!!」by被害者B
そもそも彼らがなぜビッグフッドに襲われるのか、ご本人たちがどーも理解していないようなのである。
彼らは楽しい楽しい休日をぶち壊された&仲間恋人の死の腹いせに必死になって抵抗&反撃に出るのだが彼らのアタマの中にはそもそも序盤の交通事故のことがすっぽりスポイントで抜かれたように入っていないように見えてしまった。
そりゃあビッグフッドさんだって、ただ夜道を散歩してて車に轢かれたんじゃあブちぎれるのは、言ってしまえば「当たり前」なのだ。
ゆえに若者たちに全く同情の余地はなく、むしろ銃で撃たれ子犬のようにくぅんくぅん痛がるビッグフッドさんの方が120%可哀想なのである。
それでいて「おいコラバケもの出てこいやー!!!」と闇雲に無駄撃ちしまくる黒人なんかを見ていると「コイツらどんだけ自分勝手やねん」とツッコミを入れたくなってしまった。
まあ、その土地にはその土地の「ルール」ってのがあるわけで、そこへ土足で踏み込んで犯したんなら・・・襲われても文句は言えねえわな笑
【総評】
POV映画としてはテンポよく序盤の関係のない「いかにも」な演出がないのは退屈しなくてよかった。ただそれ以降はPOVそのものが最近ではその多様化によりそもそも目新しいものではなくなってきたこともあってか映像も新鮮味に欠ける。(ただヤツが全速力で走ってくるシーンは迫力あるが笑)ビッグフッドさんも最後思いっきり顏アップで出演してくれているし、最後まで何がなんだかよく分からないというもどかしさはない。全国のUMAファンにはある意味夢とロマンの詰まった映画かもしれない!?笑
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