2011年/カナダ・米
監督 マイケル・グリーンスパン
出演 エイドリアン・ブロディ
カロリン・ダヴァ―ナス
ライアン・ロビンズほか
どーもどーも!
今日紹介する映画はコレ!!
【あらすじ】
極限状態に陥った男が自らの謎に迫る!ふと目が覚めると、大破した車の中にいる。足が挟まれていて動けない、記憶も全くない。助手席を見ると拳銃があり、後部座席を見ると知らない男性の遺体がある。自分は誰なのか?何をしたのか?男は少しずつ記憶を取り戻してゆくが…。
【感想】
本日ご紹介致しまする映画は?
業界史上「初」!?戦場でピアニストを演じ史上最年少でアカデミー主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディプレゼンツ!!交通事故で記憶消失を患った男が90分間山の中をただひたすら寝っ転がりながら進んでいく!?大ほふく前進ドキュメンタリー!!!
【エスケイプ】!!!
いやー皆さん、ご機嫌うるわしゅう(´・ω・`)
本日ご紹介するのは最近流行の、
しかも本作ではそのエイドリアン本人も制作指揮を務めており、役者にしてみればこれほど美味しい仕事はない、文字通りエイドリアン万世ー!!!な映画であり、
【特徴 その①】
エイドリアン、「目覚める」。。。
エイドリアン演じる名もなき男。彼は身に覚えのない破損した車の助手席で目覚めた。あたり一面木々に囲まれた、大自然の森の中で・・・・
といういきなり映画の本筋が「???」の状態でスタートするのだが、たぶんどこぞの崖から森へ落ちたのであろう、事故のショックでそれまでの一切の記憶、さらには自分の名前すらわからない文字通り「ここはドコ?私はダレ?」状態に加え後部座席にはこれまた見知らぬ男の死体、車の下には数発弾の入った拳銃・・・
とこれはもうOPから伏線だらけの謎のオンパレードにミステリーファンならば興味をそそられること間違いなし?
しかもとりあえずまずは助けを呼ぶ為車から出よう
ってあ、あしあしあしがあしがアシが脚が足が足があああああ‼!!挟まッチング‼!!!?
さあどうする!?
但し
ほふく前進で(笑)
【特徴 その②】
エイドリアン、地面を「這う」。。。
今作は実に驚きの連続である。
その一つに約90分間エイドリアンが森の中をひたすらに這いつくばって進む、ほふく前進スタイルで描かれることであろうか。
先に言った抜けない足を強引に引っ張るもんだからロクに歩けないカラダになりずーっと、ひたすら、ずーっと地面を這い続ける。
・・・つまりそれはどういうことかというと
観ていてヒッジョーに退屈なのである(笑)
それが5分、10分程度ならまだ許せよう。いやむしろ映画的には足を切り落とされてでも高速で走れるくらいのチートを使うべきなのだが、今作ではこだわりのリアリティズムを尊重し、あえて一行に歩けない主人公、という毎回ゆっくりゆっくり地面を張って進む光景にある者は苛立ちを覚えある者は強烈な睡魔に襲われる画期的な作品を今回誕生させたのだ。
【特徴 その③】
エイドリアン、トレードマークが「曲がる」。。。
地面に這いつくばる男エイドリアン・ブロディ。そんな男に容赦ない大自然の脅威が襲い掛かる。
突然降り注ぐ豪雨にカラダは冷え切り、それでも飲み水にして喉を潤す。野生動物を狩ることも出来ないカラダゆえ同じく地面を這うミミズ、アリ、偶然拾った薬を食べ飢えを凌ぎ、川岸を渡ろうと一歩足を踏み外した途端川に流される始末・・・・
さらに事故でカラダは血だらけ傷だらけ、片目は赤くはれ上がりトレードマークのOHANAは斜め120度くらいに若干曲がっているではないかー!!(泣)
【特徴 その④】
エイドリアン、ついに「むせび泣く」。。。
そんな身がズタボロの雑巾状態でついに精神も極限状態に追い込まれてしまったのか
「F●CK!!F●CK――――!!!!」と叫びながら泣きじゃくりついには幻覚まで見てしまうのである。
・・・というエイドリアンが自暴自棄になっていく様を90分間まじまじと見させられるワケだが、しかしこっちは作中にばら撒かれた数々の「伏線」、エイドリアンの「過去」&「事故の真相」の方が気になって気になって仕方がないのであり、幾度となく停止ボタンを押そうとする指をなんとか抑えそれでも我慢して最後まで観た結果が
F●CK――――――――――!!!!(笑)
いやーまさか。ここまで覆らないオチだったとは笑
散々「いかにも」な演出させといてあまりにひ弱なパンチを食らった気分だぜ!笑
結局あの女の「幻覚」が意味するものとは?てかそもそもリアリティを追及してるワリには何日も飲まず食わずでそもそも人間って生き延びられるのか?車のドアを叩きまくって開けられたならなぜそれを数日後に行うのか。いろいろツッコミどころも多く結局観客に何を伝えたいのかも不明―――
これでいいのかエイドリア―――――ン‼!!!(笑)
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