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1999年/ディメンションフィルム
出演 ジュード・ロウ
イアン・ホルムほか
どーもどーも!!
今日紹介する映画はコレ!!
【あらすじ】
脊髄に穴をあけ、そこにバイオケーブルを接続して楽しむバーチャルリアリティゲーム。その最新ゲームをめぐり、天才ゲームデザイナーと反ゲーム主義者たちとの闘いが繰り広げられる。クローネンバーグ独特の、奇妙かつダークなビジュアルが満載。究極の体感ゲーム「イグジステンズ」の発表会で、女性ゲームデザイナーが狙撃された。彼女は会場にいた男性と、その陰謀を暴こうとするが・・・。
【感想】
みんな~!!準備はいいかな~?
それではみんなで呼んでみよう!!
せぇ~の
クローネンバーグおじさ~ん!!
はぁーーーーーい!!!!
ハイということで(笑)今日もまたまたこの瞬間がやってきてしまいましたー
クローネンバーグ!!!!(笑)
もういい加減読者の一人くらいは覚えてくれてもいいのではないか(笑)当ブログではすっかり馴染みの顔であり看板犬(なんか違う笑)的存在そうみんな大好きデヴィッド・クローネンバーグ監督の登場だぁ~い
クローネンバーグと言えばもうこれまで何十回もご紹介してきましたが(笑)「グロ」と言う概念を具現化したような男(笑)でありこれまで幾度となく人「外」にしか理解出来ないような独特過ぎる世界観を己のフィルムに焼き付けその名を轟かせ、毎度毎度見る度に異世界に放り込まれたような感覚を味あわせてくれるこの世の生きる「世にも奇妙な物語」・・・・・
そんな彼の作品を今回またまた拝見させていただいたワケだが
いや~
今回もまた素晴らしい悪趣味の連鎖(笑)
もう彼の作品にはせいぜい腐ったタマゴがお似合いだぜぇ~アッハッハ≧(´▽`)≦笑
それでは皆さま
「世にも奇妙な世界」へようこそ・・・・。
【特徴 その①】
グロ!!キモ!!グロ!!!(笑)
いや~またまた今回も
いやいや皆さん。驚くことなかれ。今回もまた凄いですよ~
開始5分で詰みます(笑)
アタマん中o(゜∇゜*o)?ってなります(笑)
ではここで突然のクセンション
Qこれは一体なんでしょう?
「さあー答えが出揃いました。今回もスーパーEdamameくん人形を掛けて頑張ってくださいね。」
「それでは正解を見てみましょう。クイズクローネンバーグ発見!」
それでは正解なんだか臓器のようにも見えますがよぉ~っく見てみると・・・・
続いてもクエスチョンこちらの写真の男性が握っているこの不思議な形をした拳銃・・・・・
Qこれは一体何で出来ているでしょう?
「さーこれを間違えるとスーパーEdamamaeくんがすべて没収となります。」
「それでは参りましょう。世界クローネンバーグ万歳!」
それでは正解の発表ですこちらの拳銃・・・・よぉ~く見てみると
こんなの分かるわけねえだろよおおおおお!!!!(泣)
と野々村(真)違いもいいところでしたが(笑)このように開始早々ワケの分からんキモい物体が次々と何の前触れもなく登場し視聴者のアタマの中は既にパニ~クパニ~クパニ~クみんながあ~わ~ててぇ~る~♪状態に陥るのであります
まークローネンバリアンの吾輩から言わせると彼がやたらと超グロキモ生命体を量産したくなる性癖は計算済みですが、今回もまた物体の他にも彼曰く両生類の突然変異と題した謎の生命体たちもたーくさん登場し今日もやっぱり安定のクローネンバーグ印(笑)と言った作品で・・・
でもあれですねぇ~これだけあまりに堂々と意味の分からないものを見せられると
なんだか段々彼の映画では「これが当たり前」なんじゃないかという感覚が「マヒ」してしまいそうですが・・・・
はい
そう口走ろうと思ったそこのアナタ
この瞬間。アナタは完全にクローネンバーグの「罠」にはまりました。
【特徴 その②】
今回も相当世間にご不満があるようで・・・(笑)
クローネンバーグと言えば先日ご紹介したジョン・カーペンターやポール・バーホーベンのように時に大衆的に(クローネンバーグは例外か笑)そして時にグロテクスなホラーやSF映画と見せかけ実はその中に風刺や社会を猛烈に皮肉った「隠された」メッセージを刻み込む作風を得意としていますが
今回も世間に物申す!!とばかりに痛烈に皮肉っていて
今回はその名もズバリ
進化する「ゲーム」社会について
だと思うのです
皆さんはゲーム脳という言葉を知っているでしょうか?
近年携帯ゲームの普及で電車の中など場所を問わずどこでも手軽に簡単にゲームができてしまう時代・・・・さらに大型ゲーム機で言えば技術の進歩で「現実」と見分けがつかないグラフィック、また「リアル」を追求したゲームシステムなどなど・・・・
近い将来。「ゲーム」という存在はもはや画面の中の出来事だけではない、「現実世界」とを結ぶもう一つの「世界」になっていくのではないか・・・・とクローネンバーグは考えたのでしょうか。
ゆえに発生する「現実」と「ゲーム世界」の混同
彼はそれをとんでもなく恐ろしい物として今作で描いております。
物語は新作ゲームの発表会で起きた「ゲーム開発者暗殺未遂」の謎を暴くため、開発者とその発表会に出席していた男がゲームの世界へ赴く・・・・と言うものなのですが
冒頭のシーンで誰もが「異様」と感じるその感覚。映画に登場する人たちにはそれがないのです。
ズバリこれが一体何を意味しているのかあまり話してしまうとネタバレになってしまうので伏せますが、そして視聴者は、この映画を見ながらまるでその「異様」な世界が実は少なくともこの映画の「世界」では「異様」ではないのではないかという「おかしい」と思えることが、徐々に「おかしく」思わなくなってくるような感覚に陥っていくのです。
これがズバリ「現実」と「異様=ゲームの世界」との混同であり、見ている我々も知らず知らずのうちにこの体験を出来てしまうのです
ゆえに徐々に「現実」と「ゲーム」との境に迷い始めるこの映画の主人公と一緒になって混乱していきます。
この見ている我々をここまで自然に映画の世界に引き入れる匠なワザは流石デヴィッドクローネンバーグと今回も唸ってしまいましたねぇ~
またゲーム開発者の女もまるで中毒者のように、異様なまでにゲームに夢中になったり、そのゲームが壊れるとこれまた異様に怒り狂いヒステリックに陥るのもまるでゲーム脳に犯されゲームから手が離せず取られると情緒不安定になる子どものようで見ていてとても恐怖に感じましたね~
で、そんな混乱の渦に巻き込まれる主人公たち・・・・・
【特徴 その③】
今回もまた無駄に豪華な出演者たち(笑)
まず主演が売れる前だかしらんがあのジュード・ロウなのが既に異様なんですが(笑)そのお相手のエロいゲーム開発者(笑)を演じたジェニファー・ジェイソン・リーって女優さん・・・・
どっかで聞いた名かと思ったら【ヒッチャー】で絶望に貧した主人公に微かな希望を与えた少女だったとは∑(-x-;)笑
また他にも【エイリアン】で人造人間を演じたイヤァ~ン・ホルム(笑)やウィレム・デフォーと言った実力者俳優も勢ぞろい
あと毎回難解な作品が多いクローネンさんですが
今回はねぇ~、クローネンバーグの作品の中じゃあまあまあ簡単な方だと言いましょうか、主張がはっきりしていると言いましょうか、彼の作品は大概見終わったあと「?」が残る作品が多いのですが、今作はかなり分かりやすいオチと言った感じでそんなに難しくはないと思います。
ゆえに【ザ・フライ】と並びクローネンバーグ初見者には彼の世界観もバッチリ掴めて内容もほどほど難解でもない本作をオススメ出来るのではないか・・・・
ただし相変わらずだいぶ人を選ぶが(笑)
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