2015/09/05

シャレ乙ゴシックホラーの決定版!?【月下の恋】



↑クリックすると音楽が流れるよ♪


1995年/エンターテインメントフィルム
  アンソニー・アンドリュースほか







どーもどーも!!








今日紹介する映画はコレ!!



【あらすじ】

インチキ降霊術などを暴いているデヴィッド教授は、超心理学の専門家。彼は幼いときに双子の妹を失ったことから、この道に興味を持ったのだった。ある日彼は手紙をもらい、亡霊に悩まされているという屋敷を訪れる。そこにはクリスティーナという美しい女性と、彼女の二人の兄が住んでいた。デヴィッドはすぐにクリスティーナと恋に落ちるが、やはりその家では怪奇現象が起こっていて……。





【感想】








本日ご紹介致しまする映画は!?





ロマンチックが止・ま・ら・な・い!?
ゴーストバスター大学教授とデラお美しいお屋敷の美女との禁断の「恋」。。。。
粉雪のような肌を身にまといながらも自由奔放で時より見せる男勝りな活発美女ベッキンセイルを前にもう男の眼球は釘づけに・・・ってそこへ怪奇現象の数々!?ち、じゃ、邪魔くせええええー!!!!(笑)


月下の恋】!!





今回ご紹介するのは雑誌で最もドエロい「セクシーな女性」に選ばれた経歴もある【パール・ハーバー】【アンダーワールド】シリーズのケイト・ベッキンセイル主演のロマンチックゴシックホラーであります。



ロマンチックホラー・・・と言ったら【ゴースト】が思い浮かびますが、、「おんりぃ~ゆぅぅ~♪」がないゴーストだと思っていただければ(THEテキトー笑)

だがかししかし!!本作はあのフランシス・フォード・コッポラが制作に名を連ね、TSUTAYAの発掘映画で再DVD化された・・・文字通り「埋もれた名作」として名が高いようで・・・


最近おもろい映画ないな~と近所のTSUTAYAでうなだれていた私は、「そうだ、たまには発掘映画でも見てみよう」と発掘コーナーで品定めしていたのですが、各作品のレビューをスマホで調べていたら検索に













「ケイト・ベッキンセイル ヌード」










これだ(笑)







という200%不純な動機で借りてみたのですが・・・・







ぬわああああなんじゃこの映画は!?




【特徴 その①】
怪奇現象のあるトコロに美女アリ?



ある日双子の兄妹が川で遊んでおったそうな~

妹がふざけて兄のヘッドにストーンをポコーンして兄は激怒、その拍子に足を滑らせ今度は妹がストーンにポコーン・・・・そのまま川に沈んでいったそうな・・・・










(※イメージ写真)

MAAAAAAAAAAAZAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!




と母に泣きつくも時すでに遅し。それ以来「自分が妹を殺めた」という自己認識を持って生きるようになり、この世に霊なんてものは存在しない!!と無神論者で超現実的なメンズへと成長、ある時インチキ霊媒師に赤っ恥をかかせていた矢先、遠くに死んだはずの妹の姿が・・!!



その後家が霊に取りつかれて困っているとの趣旨の老婆からの手紙が届いたもんだから、「んなワケねえだろババア!!」と軽い気持ちで訪れるのだが・・・・



そこで出会ったのは、なんとまあベラベラボウに美しいお屋敷の娘であった・・・・!!!




というまず本作は、ホラー映画なのに大学教授と屋敷の娘との「ロマンス」7割くらいの容量で描かれるのです!!


モチロン、明らかに霊の仕業とわかる怪奇現象も屋敷内で次々と起こるのですが、次第にそんなことよりもケイト・ベッキンセイルの魅力にハマっていき怪奇現象とか、マジそんなのどうでもいいからー!状態に陥っていくのです。


そのベッキンセイル嬢・・・ヴァンパイアやら狼男やらゲテモノ相手に牙を出しながら戦うお姿もお美しいですが、きらびやかなお屋敷の娘という役もよくお似合いで!そしてまたお美しい!!笑



その透き通る肌に真っ赤な口、お上品に見えてでも実はとってもアグレッシブでアクティブ大好き・・・そろそろキモくなってきたところで止めますが笑んな美女に猛烈アタックされりゃあ、流石の大学教授もイチコロなのであります。ケイト・ベッキンセイルの美貌を少しでも拝みたい方は要チェック?(あ、ベッキンセイルのヌードはビミョーです笑)




【特徴 その②】
それでも起きるぜ怪奇現象



でそんな「ロマンス」が描かれる中、それでもやっぱり起きるぞ怪奇現象!!笑ということで真夜中のキリキリ音の定番ネタからはじまる怪奇現象の数々は、時に静寂に、そして時に大胆不敵に起こるのであります!


特に後半で起こる【バックドラフト】さながらのFIREEEEEEEEE!!!!なシーンでは大学教授が体当たりな演技で炎に包まれ、霊の力で嵐が吹き荒れるシーンでは大学教授が湖に体当たりしたりと、意外と迫力あるシーンで楽しめます。

「ホラー」演出としてはその程度で(つまりは・・・怖くない笑)「見せる」怖さよりも「精神的に」くる怖さ・・・というジャパニズムホラーに近い演出でホラー感を醸し出しています。
そこら辺はヨーロッパ映画に近いというか、本作はイギリス映画ですがハリウッドのようなゴテゴテグログロホラー・・・とはまた違った演出で好感が持てます。



ただ時よりワッ!!とプライベートでされたら恐らくソイツとは絶交するであろう脅かし方もしているのはちょっとマイナス点かな・・・


次第に怪奇現象に激しさが増していき、さらにそのお屋敷内で起きた「ある出来事」。しきりに隠したがる屋敷の主の死因、ベッキンセイル嬢含む屋敷内に住むブラザーズ達のアブナイ交遊録、「私は正気よ」と大学教授に語り掛ける霊に悩まされる老婆、そして屋敷内でまたもや現れる亡き妹の姿、、、、等々いよいよベッキンセイル嬢とイチャイチャしている場合ではないと感じ始める大学教授・・・



だがもう「時すでに遅し」?




【特徴 ③】
実は全て○○だったんですよー!!





ここからは、本作の「核心」というか、ネタバレになるので詳しくは言えませんが・・・言ってしまえばラストにとんでもない事実が待ち受けているのです。



ヒントはねえ、「夢落ち」ではありません!笑





そしてふと思うわけであります。



「あれ、そういやいつからだ?」と。



ここがねえ、実にやり方がうまいと言うか、よくよく考えてみれば・・・・色々とあれもこれもが「伏線」だったんだな~と思うのであります。


まあ確かにだんだん「現実」と「幻想」の区別がつかなくなって錯乱状態に陥っていく大学教授の姿を見ればそうなのですが、この手の「オチ」はほかの作品にも見られます・・・(その作品の名を言うのももはやネタバレか笑)



その「オチ」の「元祖」と言えるのかは分からないのですが、私が知る限りでは、その「オチ」系の映画の中では本作が一番古いような気がして、もしかして本作がそれ系のハシリなのかも?


またラストに「感動するホラー」映画としても素晴らしく、全く後味が悪くない、ホラー映画だけれど最後はちょっぴり切なく、感動シーンがあるのもいいですね~


ただ最後の最後の「シーン」はちょっとその先が気になりますが・・笑






【総評】

1900年という舞台設定、レトロチックなお屋敷での美女との恋・・・と一見美しいロマンス映画のように見えて、でもラストのオチ然り、ひねりの効いた「ホラー」映画としてしっかりと成り立たせている、脚本の「軸」がしっかりと立っているからこそ出来るこのハイブリッド感はまさに「見事」で決して安っぽい映画ではありません。まさに「隠れた名作」と言えるのではないでしょうか。気になった方は是非借りてみてください(^^♪

0 件のコメント :

コメントを投稿