2015/07/08

最近某携帯会社のCMに起用される暴挙(笑)【宇宙空母 ギャラクティカ】




↑クリックすると音楽が流れるお♪

1978年/ユニバーサル
監督 リチャード・A・コーラ
出演 リチャード・ハッチ
ダーク・ベネディクト
ローン・グリーンほか







どーもどーも!







今日紹介する映画はコレ!



【あらすじ】

12の植民惑星に生きる人類と、機械人間サイロンの1000年に及ぶ闘いに終止符が打たれようとしていた。だが指導者を一堂に集めたその和平会談はサイロンの罠だったのだ。サイロンの猛攻にすべての植民惑星を失った人類は、唯一生き延びた宇宙空母ギャラクティカを旗艦とし大船団を組んで大いなる航海に旅立つ。目的地は彼らの故郷、伝説の惑星“地球”。しかし人類抹殺を企むサイロンの追跡はすでに始まっていた……。







【感想】


本日ご紹介致します映画は!



あの国民的映画スターウォーズ(*以下「SW」)のヒットに完全便乗して制作された伝説のTVドラマを劇場版に再編集!!
があまりに似せて作られた為反感を買ったジョージ・ルーカスとの銀河内線は今だ継続中!?
只今再映画化も浮上中の「もう一つ」のスペースオペラ!?



宇宙空母ギャラクティカ】!!




本作はあの「SW」が大成功したことにより、海外のドラマ制作会社が当時最大規模の「クオリティ」を目指し、特撮に同じく「SW」の特撮を担当したジョン・ダイクストラを招き入れ制作された伝説のSFTVドラマらしい・・・(私は当然生まれてないので詳しいことは知らんw)



私自身そんなTVドラマがあったなんて、「宇宙家族ロビンソン一家(?)」さえ知らない世代の私からしたら「ほぇ~。」という感じだが、では一体どんな内容?




【特徴 その①】
特撮だけ見ればモロ「SW」


本作のまず最大の「ウリ」と言うか、まず驚かされたのが本家「SW」でも一段と輝いていた匠の技術、そう特撮技術である。






これは凄い。特撮ファンならば是非一度は観てもらいたい。



確かに78年という時代に作られ、今観るととってもチープに見えてしまうかもしれない。だが宇宙要塞と化した題名にもなっている「宇宙空母ギャラクティカ」のずっしりとした重厚なデザインはじめ、その中から出撃する戦闘機、その他敵戦闘機に何隻も登場する貨物船などなど・・・


当時の持てる技術の「すべて」がココに詰まっており、とても細かい部分まで実に精巧に作られている。きっと特撮マニアならばこれだけで満足出来るだろう。私自身「ギャラクティカ」の精巧なプラモが欲しくなった。


これは当時まだ「SW」の知名度が全世界にそれほど浸透していなかった時代に見せられたら確実に見間違えるであろう。ぶっちゃけ特撮だけ見たら未だに騙せるレベルではなかろうか。。。

可愛い?可愛くない?
あとロボット型ペットの「マフィット1」という、妙にクオリティの高い動きをする被り物・・・中にホンモノのチンパンジーか何かに着せているのだろうか。




【特徴 その②】
美人ママの子育て放置問題






ただ特筆すべき点は「ここ」までなのである。



ストーリーは実に説明に欠ける俗に言う「意味不明」であり、世界観もイマイチよく掴みにくい。


その辺はきっとドラマ版を劇場用に編集した際、尺の都合でいろいろカットされたからなのかなーとは思うが。


一応敵の追手から逃げつつ人類の故郷、「地球」を目指して航海する・・・という話らしいのだが




マイネームイズ「カシオペア」から始まる社交婦のキラキラネーム、7年に一度の性交渉、街が敵に破壊され総員一斉に涙ぐむオペレーター、戦闘機の中でヒソヒソ話という画期的な使い方、悪の提督は最後まで素顔を見せずちゅどーん、そしてイロ男に夢中で我が子から目を離しまくるダメ母親・・・





お話以上にコッチの方が目立ってしまい、違う意味で非常に楽しめた。


またそのお話も前半は敵戦闘機との宇宙戦争が描かれるが、中盤からは完全に遠いはるか彼方の銀河系で繰り広げられるメロドラマがメインになっておりこれがかなーり観ていて退屈する。


ただ出てくる女性人は全員美しい。(ワイはオペレーターの女性がグっ・・)



【特徴 その③】
これを観ると本家がより際立っちゃう(笑)






本作を観て思うこと。



それは














「やっぱSWってすげーんだな~」




今まで比べられる作品は多々あれど、同じ年に公開され、かつ特撮のクオリティまで同じという条件の中、では一体何が違うのか―――――と考えると




「徹底的に創りこまれた世界観」





これが本家「SW」にあって本作にはないもの―――――――――



この映画を観ればそれを痛感させられ、今なお続編が制作され熱烈なファンがい続ける理由が本当によくわかる。


一切ブレることのない、実に統一された世界。ジョージ・ルーカスはとんでもない「映画」・・・ではなく「世界」をフィルムの中に誕生させてしまったのだ。



ゆえに本作は完全に「SW」の咬ませ犬的立ち位置というか、B級版「SW」に見えてしまう。



まあそもそも本家を「模倣」して作られたワケなんだし、そう見えるのは同然と言っては当然なのだが・・・w



そんな「宇宙空母ギャラクティカ」だが、ジョージ・ルーカスが今なお毛嫌いし、「SW」のドラマ化計画は本作の対抗意識から生まれたらしい。(「スペースボール」はいいのにねルーカスさん・・w)


だがコチラだって負けてはいない。本作も2003年から「再スタート」としてTVドラマが制作され、高い評価を得ており、只今「スタートレック」に続く「再映画化」の動きもあり、今後も注目されそうなシリーズへと確実に進化している。





・・・負けるなギャラクティカ!!レッツ・ゴーギャラクティカ!!(笑)



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