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1986年/ニュー・ライン・シネマ
1986年/ニュー・ライン・シネマ
監督 ステーヴン・ヘリク
出演 ディー・ウォレス
どーもどーも
今日紹介する映画はコレ
【あらすじ】
銀河系刑務所から脱獄した何でも食べる大食いモンスター“クリッター”と、それを処刑するために宇宙からやって来た二人の殺し屋、そして騒ぎに巻き込まれていく地球人一家が繰り広げる騒動を描いたSFコメディ。
【感想】
今日ご紹介致しまする映画はあの「我が将来一生の低予算なり」の迷言を全世界に広め(ウソ笑)「使えるモノ(コネを含む)はなんでも使え‼‼」の精神で「低予算の王者」と崇められてきた、大魔王ロジャー・コーマン
・・・・の弟子(笑)のスティーヴン・ヘリクの出世作であり、のちにシリーズ化されパート3ではあのレオナルド・ディカプリオの幻の主演作とも知られ、その映画の出来から彼が「記憶」とプロフィールからの末梢を図った(笑)ことでも有名な「元祖ミートボール」モンスターMOVIE‼‼
【クリッター】‼‼‼
いやーついに今回当ブログでお披露目することが出来ようとは( ̄▽+ ̄*)
本作は我々ハリウッドモンスター愛好家の間では、80年代に量産化されたB級モンスターの一つとして大変意義のある作品でございまして・・・・
今まで借りて見たかったですが、残念なことにどこへ探し回っても「取り扱いなし」・・・・
しかし今回「取り寄せ」システムでやっと借りることに成功し、今こうしてご紹介しているわけでございますが
いやー蓋を開けてみれば
とんでもねぇ映画だったのでございます(笑)
【特徴 その①】
ごくごく有り触れたアメリカのホームドラマ風モンスターパニック(笑)
まず本作は遠い遥か彼方の銀河系にある発砲スチロール製のような隕石に付着した「宇宙刑務所」なるところから「クリッター」と呼ばれる極悪宇宙人(?)が脱走し、地球に逃亡してくるところからスタートするのですが
本作の最大の特徴と致しましてはまず逃亡先であるアメリカのとあるファミリーの「ありふれた日常」をこれでもかと見せつけられることでしょう(笑)
絶えない姉弟喧嘩・・・弟は使えない使用人と共に爆竹で原っぱを荒らす日々、姉は毎晩連れてくる男とイチャコラサッサ、それを見てアタマを抱えるパパはママに「娘に性教育はさせたのか」のセリフに「もう何年も前にさせました」と衝撃的な事実を突きつけられ一人街のボーリング大会に闘志を燃やす・・・
このクソくだらないホームドラマ(笑)がまずはじめに我々の目の前で展開されるのあります
そして視聴者は誰もがこう思うのであります。
はよクリッター出せや(笑)
【特徴 その②】
宇宙版「グレムリン」?
そうこう言っている間についに・・・ついに何やら空からチャちいCGで出来たUFOがやってきてそしてようやく「それらしい」展開になってくるのですが・・・
このクリッターと呼ばれるモンスターがですね・・・
まあ面白い(笑)
まずコイツら(?)は食べる食べる食べまくる‼‼の精神で、とにかく目の前にあるすべての「モノ」を根こそぎ食べつくす‼‼非常に大食いな性格でございまして
・・・の割にはマスクメロンほどの大きさでしかなく、非常にすばしっこく、かつ一度加えたら決して離さない頑丈な口&鋭い歯を持ち、背中には何故か毒針がセッティングされている・・・そして移動の際には体を丸くしてマリモッコリのような姿でコロコロ転がっていくなんとも愛らしい一面も・・・
そして一定量食べまくるとブクブクと巨大化するという、その姿はまるでリアル「かいじゅうたちのいるところ」なのであります!笑
なーんかこの辺りが非常に【グレムリン】に類似しているところなのですが笑(家族無双する辺りも笑)
で、そんなクリッターたちがアメリカのごくごくありふれたファミリーの家に転がり込んじゃったからまあ大変
家じゅうありとあらゆるモノを食い荒らされ、停電になるわ電話は繋がらなくなるわ車は食べられるわこの時家族の誰もが思ったであろう都心に住めば良かった(泣)と今更後悔するも遅し、それでも必死にショットガンや爆竹で応戦するのであります
一方その頃、宇宙よりクリッター撲滅精鋭部隊として宇宙刑務所より日雇い派遣されたバウンティハンターがついに地球へ到着
「獲物が俺たちを呼んでいる。」
とクリッターの襲撃に合うお宅へ突撃訪問
て既に半数以上が駆逐されていたー‼‼(笑)
【特徴 その③】
来るのが遅いよ業者さん(笑)
そうこの映画の最大の特徴
クリッター退治にやってきた「バウンティハンター」の見せ場が全くないのであります(笑)
彼らがちんたらヒューマンフェイスを選んでいる間にクリッターへの耐久がメキメキとついてきたファミリーは既に反撃の手に出ていたのでありますいや偶然的にクリッターたちをもくもくと駆逐していたのであります
ゆえにせっかくイケメンロックスターの顔に変装したのに完全に見せ場を持っていかれたかと思えば、行く先々で暇つぶしに無駄に顔を変えまくる相方のやる気の無さも浮き彫りになり、結局ファミリーの弟に偶然呼び止められなければそもそも目的地にすら到達出来なかった(笑)なんとまあクリッター退治と地球観光をはき違えているのではないかという疑いをも持ってしまいそうですが・・・
それでいて最後には何故か人一倍の「やってやったぜ」オーラを放ち、弟は「助けてくれてありがとう!」って
いやいや家族を救ったのは紛れもないお前だよ(笑)
誰もがツッコミを入れたくなる・・・・
・・・ちなみにさすがにこれではマズいと思ったのかエンディングで破壊された家を修復して地球を去るという
てホンマもんの業者やないかーい(笑)
・・・・とまあ蓋を開けてみれば超王道B級映画だったわけでありますが、クリッターの地味に精巧に作られたデザインだったり、バウンティハンターの顔変化の特撮が意外と凄くてそこだけ唸ってしまったり個人的には妙にキライにもなれないEdamameであった・・・(笑)
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